評論家 瀬川昌久氏ライナーノーツより抜粋
彼女は非常に広域な声量と多様な声色をもっており、高い声が楽々と出ると同時に、
低音の抑えた声がよく伸びて届くので、曲趣に応じて多彩な表現をする能力がある。
場数を得るに従って、その使い方がうまくなってきたので、
彼女ならではの個性が発揮できるようになった。(中略)
アルバム・タイトルは、みうらまちこの希望もあり、『アルカイク・マチコ』となった。
弥勒菩薩のアルカイク・スマイルのごときみうらまちこの千変万化の不可思議な魅力が表現されることを目指した。
彼女が歌唱の練磨に精進している時、あるテナー歌手やバンド・マスターから
「間違いなく世界的な声だ」「太古のイメージがある」と評されたという賛辞を肝に銘じて精進を続けてほしい。
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